育毛剤HOME>スピロノラクトン
スピロノラクトンは抗アルドステロン薬の1種で、アルドステロンというホルモンを抑制することで利尿作用を得たり、むくみ改善あるいは血圧降下を目的として使用されています。また、女性ホルモン作用があるため、にきびや体毛部位の多毛症の治療にも使われます。
スピロノラクトンはAGA(男性型脱毛症)の原因物質であるDHT(デヒドロテストステロン)を抑制する作用があるため、現在は育毛剤にも配合されています。フィナステリドというDHTを抑制する作用のある医薬成分がありますが、フィナステリドはDHTを発生させる5αリダクターゼという酵素の働きを抑制し、その結果としてDHTを発生させない作用があります。それに対し、スピロノラクトンは発生したDHTが毛根部にあるレセプター(受容体)に付着するのを防ぐ、インヒビター(抗体)として強力に作用する働きがあります。
スピロノラクトンを使った治療では、毛根部に不自然な委縮が起こらず、毛髪が正常な長さへ成長することができます。スピロノラクトを使用した人の統計結果では、70~75%の人たちに発毛効果が認められています。
スピロノラクトンの副作用には、女性ホルモン作用によるものがあります。男性の場合は乳首がはれ、痛みを伴うこともあります。女性の場合も乳房痛が生じたり、あるいは生理不順が起こります。妊娠している女性への副作用は見られていませんが、腎障害が生じる場合があります。また、スピロノラクトンの使用によって血中のカリウム濃度が高くなる傾向があり、精神の変調や不整脈などの症状が起こる場合があります。